反ワクチン運動の真実死に至る選択
概要今も、静かな、命に関わる戦争が続いている。戦線の一方には、毎週のようにワクチンが危険だという話を聞かされている親たちがいる。もう一方には、ワクチンを打たない人々に毅然とした態度を取り始めた医師たちがいる。対立の真ん中にいるのは、免疫がないまま取り残された子どもたちだ。人々を救うはずのワクチンを恐怖の対象にしてしまったのは誰なのか? アメリカで最も成功した市民運動の歴史と真実。原著: Deadly Choices (Basic Books, 2010) 著者・訳者紹介ポール・オフィット医師、医学博士。フィラデルフィア小児病院、感染症部門長兼ワクチン教育センター長。研究者としてはロタウィルスワクチンの開発者の一人としても知られる。著書:『Bad Faith』(2015)、『Do You Believe in Magic』(2013 ※『代替医療の光と闇』地人書館刊)、『Deadly Choices』(2011 ※本書)、『Autism's False Prophets』(2008)など。 ナカイサヤカ 翻訳家。ライター。ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)運営委員。共著:『謎解き超常現象シリーズ』(彩図社)。訳書:『代替医療の光と闇』(地人書館)、ステイシー・ホーン『超常現象を科学にした男』(紀伊國屋書店)、絵本『ティラノサウルス・レックス』『探し絵シリーズ』全9冊(文溪堂)など。 目次日本語版へのまえがき 2014年版へのまえがき はじめに プロローグ 第一章 恐怖の誕生 第二章 このイングランド 第三章 粗雑な混合物 第四章 ルーレット再び 第五章 天使も絶望の涙を流す 第六章 正義 第七章 始まりは過去 第八章 共有地の悲劇 第九章 殺しの季節 第一〇章 ボブ先生 第一一章 信頼 エピローグ 訳者あとがき 原注 参考文献 索引 |