深海魚のレシピ釣って、拾って、食ってみた
概要世の中、深海魚ブームだが、深海魚は水族館で見るもの、手が届かないものと思い込んでいないか? ましてや、食べるなんて無理無理。そんなことはない。道具を用意し場所を選べば、深海魚を釣ることも可能だ。スーパーで普通に売られ、すでに貴方も食べている!『外来魚のレシピ』の平坂寛の今度の相手は深海魚。様々な方法で入手し、料理して試食する。東京湾での深海魚釣り、超美味だが5切れ以上食べたらお腹を壊す魚のフルコースに挑戦! 回転寿司のネタ!? と言われるあの巨大魚を解体しマグロと食べ比べ、等々。コラムでは、深海魚の定義や、深海魚の目はなぜ綺麗? なぜ口が大きいなど、蘊蓄も満載。 著者平坂 寛1985年、長崎県生まれ。幼い頃から生き物好きで、様々な生き物を捕まえる日々を過ごす。2005年、琉球大学理学部海洋自然科学科へ入学、沖縄(琉球列島)産の淡水魚の生態や生活史を研究する過程で、沖縄島での外来魚の実態を知り、外来種問題に関心を抱く。2009年、筑波大学大学院生命環境科学研究科環境科学専攻へ進学。大学院では深海魚(主にバラムツ)と深海魚関連ビジネスを研究対象とし、2013年に博士前期課程を修了。「生物に関する文章を書き、多くの人に読んでもらいたい」という幼少からの夢を叶えるため、大学院在学中にニフティ株式会社の運営するウェブサイト「デイリーポータルZ」に原稿を持ち込んだところ採用され、2011年3月よりウェブ連載開始。現在は、家業である古書店に勤務しながら、「体を張った生き物記事」を持ち味に、生物ライターとして「デイリーポータルZ」(フェティッシュの火曜日)の連載ほか、釣り雑誌への執筆、怪魚等を扱ったテレビ番組のサポート等、幅広く活動している。 著作物:『外来魚のレシピ―捕って、さばいて、食ってみた』地人書館(2014)、『週刊日本の魚釣り』Vol.164、特集「東京海底谷の深海釣り」 テレビ出演:岡村隆史の世界の秘境で巨大生物を捕獲せよ 世界モンスターハント(2013年12月22日、TBS)、ZIP(読売テレビ) 目次目次 (カラー口絵16頁) 1.異形の深海鮫ヘラツノザメを東京湾で釣る Column 深海魚の眼はなぜ綺麗? 2.サメに食われ、ウオノエに食われ…ホラアナゴ Column 深海魚の口はなぜ大きい? 3.いろんな意味で禁断の美味、バラムツ Column 深海魚の肉はなぜ脂っこい・水っぽい? 4.マグロ味のマンボウ? アカマンボウ Column 実はよく食べられている深海魚 5.ソデイカでつくる巨大イカ料理 Column 一般人が深海魚を釣るには? 6.地震の前兆!? なんかじゃない! サケガシラ Column 「深海魚」の定義 7.超新食感! 浜辺で拾える深海魚、ミズウオ Column ミズウオの胃内容物は深海汚染の指標となるか? 8.深海の巨大タチウオ! オキナワオオタチ Column 深海魚の資源量 あとがき さくいん 著者紹介 |