日の出・日の入りの計算
天体の出没時刻の求め方
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長沢 工著
ISBN4-8052-0634-9
A5判/168頁
\1,500+税
正誤表
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概要
日の出・日の入りの計算は,球面上で定義された座標を使わなければならないことと,計算を何度も繰り返しながら真の値に近づいていくという逐次近似法のために,わかりにくいものになっている.本書は,天文計算の基本である天体の出没時刻の計算を,その原理から具体的方法まで,くどいほどに丁寧な解説を試みた.
目次
1 計算に先立って
1.1 はじめに
1.2 地平座標系
1.3 時角・赤緯系
1.4 赤道座標系
1.5 日の出、日の入りの定義
日の出、日の入りの情報
2 日の出、日の入りの計算(I)
2.1 太陽の赤経、赤緯と距離
2.2 観測者の経緯度
2.3 恒星時の決め方
2.4 日の出の計算
2.5 日の入りの計算
2.6 富士山の計算例
昼夜平分
冬至、夏至の日の出、日の入り
3 太陽位置に関する計算
3.1 薄明時刻の計算
3.2 太陽南中時刻の計算
3.3 日の出、日の入りの同時線
3.4 黄道座標系
3.5 表によらない太陽位置、恒星時の計算
3.6 太陽の方位角、高度の計算
3.7 日の出時刻の実験式
深夜の太陽
赤道付近の日の出
4 日の出、日の入りの計算(II)
4.1 世界時 UT と地方時 LT
4.2 出没方程式と解き方の方針
4.3 はさみうち法による方程式の解の求め方
4.4 昭和基地での計算例
4.5 極点の計算
4.6 経過ユリウス年と恒星時の一般的計算
4.7 夜明け、日暮れ、薄明の一般的計算
太陽の昇る角度
5 月の出、月の入りの計算など
5.1 月の出、月の入りの定義
5.2 月の赤経、赤緯、視差
5.3 月の出、月の入りの計算
5.4 表によらない月位置の計算
5.5 惑星、恒星の出没の計算
5.6 月齢の計算
水平線からの日の出、日の入り
A 公式集
A.1 補間公式
A.1.1 1次補間
A.1.2 2次の補間
A.1.3 3次の補間
A.2 出没、薄明計算
A.2.1 出没、薄明高度 k
A.2.2 出没、薄明の計算手順
A.3 出没の方位角 A
A.4 南中時刻の計算手順
A.5 出没同時線の計算手順
A.6 J2000.0 からの経過日数、経過ユリウス年の計算
A.7 恒星時の略算
A.8 出没方程式
A.9 2次のはさみうち法
A.10 新月、満月、上弦、下弦の条件と近似的月齢
A.11 天球座標の変換
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