「きぼう」のつくりかた
国際宇宙ステーションのプロジェクトマネジメント
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長谷川義幸 著
ISBN978-4-8052-0914-1
四六判/280頁
2,800+税
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概要
高度400kmの宇宙に実験室を作り、そこに日本人宇宙飛行士を送り込む。国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」の建設という巨大プロジェクトはいかにしてなし得たのか。筆者は、まだ「きぼう」が紙の上にしか存在しなかった頃からこのプロジェクトに関わり、その黎明期から日本の有人宇宙開発を現場で見守ってきました。そんな氏の言葉は、日本の宇宙開発史の貴重な証言であると同時に、困難なプロジェクトを成功に導くヒントが沢山隠れています。
著者
長谷川義幸(Yoshiyuki Hasegawa)
元宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事、現在は客員。国際宇宙ステーション(ISS)プロジェクトに1989年から参加。日本で初めての有人宇宙実験室「きぼう」のシステム開発に従事。NASAとの技術調整を行って「きぼう」を軌道上の運用に導いた。この業務と並行して日本人宇宙飛行士の選抜・訓練、管制要員の訓練制度整備、および運用システムの開発にも携わる。「きぼう」プロジェクト・マネジャー、国際宇宙ステーションプログラム・マネジャーを経て、JAXA理事。その後技術参与。2016年より現職。
目次
第1部 「きぼう」はいかに作られたのか?
第1章 国際宇宙ステーション前史
第2章 史上初の大規模国際協同プロジェクト
第3章 「きぼう」の開発
第4章 「こうのとり」の開発
第2部 「きぼう」はいかに運用されているのか?
第5章 システムエンジニアリングとプロジェクトマネジメント
第6章 危機管理と安全対策
第7章 巨大プロジェクトを支える組織
第8章 宇宙開発ではどのような人材が求められるか
第3部 我々は「きぼう」からなにを得たのか?
第9章 国際宇宙ステーションで我々が得たもの
第10章 外交手段としての宇宙開発
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