唐沢孝一 著 ISBN978-4-8052-0878-6 四六判/200頁 ¥1,800+税 正誤表 |
目次 T 新鮮な視点で自然を見る――観察の切り口を見つける 01 海に出たオオバン――冬の東京湾 思い込みの知識 百聞は一見にしかず ふなばし三番瀬海浜公園 海に定着したか、三番瀬のオオバン 02 ヤマガラが教えてくれた虫こぶ入門 早春のクヌギの小枝で 虫こぶの正体を調べる ヒョンノキの虫こぶ エゴノキとアシボソ(イネ科植物) 03 白樺峠、「びーびー君」の思い出 初めての白樺峠 人に語りかけるびーびー君 鳥と人とが向きあう姿勢 04 満開の桜花に浮かれる、人も鳥も 桜の花と日本人 本命はヒヨドリとメジロ スズメの新しい戦術 コゲラ、ドバト、そしてヒドリガモ 05 時間をかけて観察を楽しむ 春まで待ってみようか…… アルビー君とその家族 市街地と江戸川のスズメ 06 原風景を振りかえる…… 東京オリンピックを知らない世代 水田の開墾とハンノキ林 梅田氏の語る鎌ケ谷の原風景 U 鳥の視点で自然を見る――鳥たちの非凡な生態を楽しむ 07 ツバメの子育て、最新情報 秋葉原駅でも繁殖していたツバメ 様変わりした旧街道と商店街 生き残るツバメたち 08 八方尾根のツバメと高山植物 八方尾根と蛇紋岩 高山蝶が吸蜜し、アキアカネが群れる 日本最高地のツバメの巣? 09 白山山麓の限界集落を巡る たった一羽のスズメを求めて スズメのいない「阿手」集落 サンパチ豪雪の記憶 10 釣り人ウォッチングするサギ はじめに 目先の赤いコサギの観察 釣り人をウォッチングするサギ 11 コサギが捕らえたカエルの正体 ムラサキツバメの集団越冬 人慣れしたコサギ コサギとウシガエルの格闘 写真でわかった新事実 12 足環ウォッチングのすすめ 個体識別したスズメとカラス 足環ウォッチング オナガガモやウミネコの足環 V 磯や漁港で海を楽しむ――魚と鳥の関係を紐解く 13 漁港に群れるトビ、カモメ、サギの仲間 磯の延長としての漁港 コサギ、ダイサギ、アオサギ 鴨川漁港のトビの大群 問われる釣り人のモラル 14 豊漁に沸く漁港と磯の鳥 2011〜2012年の冬鳥 南房総のユリカモメの大群 豊漁で活気づく漁港 長年の観察を楽しむ 15 ウツボに追われたイワシの群れ お目当てのシノリガモ 群がるトビとイワシの群れ ウツボから出たイワシ W 虫の目で自然を楽しむ――虫たちの生き残り戦略 16 日本列島を北上する蝶 117 ツマグロヒョウモンの分布拡大 次々と北上する蝶 ある日のトトロの森 17 鳥にとっても目新しい昆虫たち ラミーカミキリのラミーってなに? ヨコヅナサシガメとエサキモンキツノカメムシ 外来昆虫と野鳥の捕食 18 足元の昆虫、葉の上のササグモ コハンミョウに注目 ササグモを探す エゴノキを丸ごと観察 19 ミツバチと養蜂を楽しむ人々 「自由が丘」に飛び交うミツバチ 半野生のニホンミツバチ ランの花に誘われるニホンミツバチ 都心でも増えたニホンミツバチ 20 集団越冬するオオキンカメムシ オオキンカメムシとの出会い アルプスを越えての「渡り」 興味深いさまざまな生態 房総半島で越冬する蝶 21 隠れんぼするホソミオツネントンボ 心ときめく晩秋〜初冬 越冬するトンボの不思議? 胸の斑紋による個体識別の試み エゴノキの冬枝に九六日間滞在 雪の日のホソミオツネントンボ 22 ムカシトンボの生き残り戦略 生きる化石「ムカシトンボ」 栃木県の山中を訪ねる シオヤトンボ、ホソミオツネントンボ X クモを見る楽しみ――奥深い自然遊び 23 ジョロウグモの交接と越年 ノミの夫婦 クモの交接 越年したジョロウグモ 24 クモから見たバードウォッチング クモ糸の魅力 身を隠すためのさまざまな工夫 鳥やコウモリを捕食するクモ 25 クモ合戦に見る「自然遊びの意義」 フンチを熱く語る川名興先生 富津八坂神社のクモ合戦 クモの生態とクモ合戦 自然を取り戻す「自然遊び」