ドナルド・ヨーマンズ 著 山田陽志郎 訳 ISBN978-4-8052-0875-5 A5判/184頁 \2,600+税 正誤表 |
目次 第1章 地球の「お隣さん」 ミシェル・ナップと彼女の1980年型シボレーマリブ 吹き飛ばされたS. B. セメノーフ氏 恐竜絶滅 彗星、小惑星、流星体、隕石、流星とは? 地球接近天体と潜在的に危険な天体 地球接近天体の軌道 ロックスター:小惑星の命名 地球接近天体の重要性 第2章 太陽系の起源――従来からの有力説 はじめに 太陽系現在の天体配置 太陽系の起源 ウォーターワールド 玉にきず 第3章 地球接近天体は、どこで、どのようにしてできたのか? 重力アシスト 太陽系の形成:ニースモデル 地球接近天体の数 地球接近天体の起源と行く末 ヤーコフスキー効果とヨープ効果 第4章 生命の助力者であり破壊者でもある地球接近天体 地球さん、こちら母なる自然ですが、私の注意喚起にあなたがたは知らんぷり 衝突が月をつくった 生命の構築要素を地球に届ける 恐竜の死:地球上の進化の中断への影響 第5章 地球接近天体の発見と追跡 火星と木星の間のギャップを埋める 地球接近小惑星の発見:パイオニアたち CCD撮像素子が地球接近天体の発見を大きく変える NASAが本気で地球接近天体探しに乗り出す 小惑星センター、JPL、ピサ軌道計算センターの関係 地球接近天体:次世代の捜天観測 第6章 小惑星と彗星の実体に迫る ドナルドダックとアンクル・スクルージ・マクダックが一番乗りだった ラブルパイル小惑星:衝突時の法則 回転する岩:小惑星の自転 地球接近小惑星のレーダー像 彗星:地球接近天体の少数派 移行天体:どっちつかずの小惑星と隠れ彗星 まとめ 第7章 太陽系の天然資源と人類による太陽系探査 地球接近天体を探査する意味は? 地球接近天体の採鉱 人類による地球接近天体の探査 第8章 地球への脅威としての地球接近天体 激しく雨が降る 大気圏突入、分解、爆風 地上への衝突 海洋への衝突 重大な火球と衝突事件 1972年8月10日、グランドティートン火球事件 1994年2月1日の大火球 2007年9月15日のカランカス事件 ツング―スカ事件 チェサピーク湾衝突事件 忍び寄る小惑星と目立つ彗星 小惑星の脅威? 小惑星の何が脅威なのか? 真夜中の無気味な物音 第9章 地球衝突の可能性を予測する もしもし、ホワイトハウスですか? 小惑星が地球に向かっています 軌道決定のプロセス NASAの地球接近天体プログラム室 長期にわたる地球接近予報 アポフィス:地球接近天体の典型 宇宙の不意打ち:未発見天体による予期せぬ衝突 第10章 脅威となる地球接近天体をそらす 簡潔、単純にいけ(KISS: Keep It Simple Stupid) 衝突体による小惑星の軌道変更 ゆっくりと牽引する重力トラクター 核爆発:軌道をそらすのか、小惑星破壊か MITの学生、1967年に世界を救う 危険回廊と回避のジレンマ 担当するのは? 最も起こりそうな衝突シナリオ 地球に衝突する小惑星が発見されたら、どこに連絡する? まとめ