2009年版 望遠鏡・双眼鏡カタログ
概要第1部 ここ2年間に登場した話題の天体望遠鏡・双眼鏡 Topics & Trend前号が発売された2006年から現在までに登場した望遠鏡・双眼鏡は、いったいどんな 機種だったのでしょうか。 特にここ最近は、天体写真分野でも大多数の人が使うようになったデジタル一眼レフ が、メーカーの新製品開発にも大きな影響を与えているようです。今やデジタル一眼レ フも1000〜1200万画素クラスが標準の時代、この超高画質に対応する新設計の光学系を 採用した望遠鏡もいろいろと現れてきています。 21世紀に入ってから早くも4巻目となる2009年版では、そうした最新の望遠鏡や双眼 鏡・スポッティングスコープなど、この2年間に登場した話題の機種を取り上げます。 第2部 メーカーが推薦する名機 Makers' Best Choice 我が社の望遠鏡はずばりココが自慢!設計者自身にセールスポイントを語っていただ くこのページは、読者の方にとってカタログ以上に貴重な資料となります。製品開発者 としての誇りや、苦労した点などをダイレクトに読者の方へ語りかけます。望遠鏡、双 眼鏡、アイピースをはじめ、天体観測に役立つアイテムを積極的に掲載いたします。 第3部 自慢の愛機 User Report 天文ファンにとって最も心がはずむのは、あこがれの機種を購入するとき。でも、初 心者として初めて望遠鏡を買うときは、どんな機種を選んだら良いのか、大いに悩むも の。また、ベテランでも、器材をグレードアップしようとする際は、より一層迷うはず です。 こんなとき頼りになるのは実際に望遠鏡を使いこなしている先輩のアドバイスです。 そこでこのコーナーでは愛機の購入動機や性能について語ってもらいます。 カラーページにきら星のごとく並ぶユーザーリポートは、悩める初心者にとって、ま たベテランにとっても、望遠鏡選びに最も役立つ情報となるでしょう。 第4部 特 集 Special Program 1.天体望遠鏡・双眼鏡選びのポイント 屈折・反射・カタディオプトリックなど、さまざまなタイプがある天体望遠鏡。口径 ・倍率・使用プリズムなどにいろいろなバリエーションがある双眼鏡。初心者にとって は、いざこれらの製品の購入を思い立っても、いったいどんな機種を選べば良いのかよ くわからず、けっこう悩むもの。そのような人たちに、かんたんな望遠鏡・双眼鏡の性 能の見方などの基礎知識をレクチャーし、目的別にお薦めの機種をさぐっていきます。 2.「2009.7.22 中国・トカラ列島大皆既日食」を観測しよう!! 2009年7月22日には、最大皆既継続時間6分40秒近くにも達する大皆既日食帯が日本列 島のすぐ南を通過します。皆既帯は屋久島〜トカラ列島〜奄美大島を通過しており、ま た中国大陸では、上海が皆既帯の中心付近に位置するほか、皆既帯が中国南部を横断し て、インドまで達する今世紀最大級の大皆既日食です。この頃は、大日食ブームが起き るに違いありません。そこで今回は、2009年版ということもあり、この皆既日食につい ての各観測地の詳しい情報と、皆既日食観望・撮影ガイドなどについて、詳しく解説す るコーナーを設けます。実際に現地取材を行った者がリポートする予定です。 3.1970年代を飾った「往年の名機」&「往年の迷?機」 アポロが月面着陸した1969年以降、1970年代はある意味、現在の天文ファンの主流を 占める40歳台〜50歳台の天文ファンにとって、望遠鏡もカメラも最も郷愁を感じさせる 機種がひしめいていた時代でもありました。そこで今回は、1972年に発行された「天体 望遠鏡のすべて」創刊号をはじめ、1970年代に発売された「天体望遠鏡のすべて」の記 事や望遠鏡の写真などをそのまま引用する形で、「望遠鏡・双眼鏡カタログ」編集委員 会が独断と偏見?により、1970年代を飾った「往年の名機」と「往年の迷?機」をピッ クアップ、写真と解説付きで詳しく紹介することにします。 第5部 総合カタログ General Catalogue 近年アウトドア・ブームによって、天体に限らず、野鳥や野生動物などを観察対象と したネイチャー・ウォッチングの道具として、望遠鏡や双眼鏡への関心が高まっていま す。こうした状況を受け、望遠鏡をはじめとする光学器械の性能はますます向上し、さ らに、設計段階から自然観察などを考慮した製品も数多く見受けられるようになりまし た。『総合カタログ』では、現在国内で販売されている天体望遠鏡、双眼鏡、および地 上望遠鏡を数多く掲載いたします。 1.口径別天体望遠鏡カタログ 屈折式、反射式、カタディオプトリック光学系の3タイプをそれぞれ口径別に掲載。 統一された性能表示で読者の方の便をはかります。 2.双眼鏡カタログ 双眼鏡は、天体観望、野鳥観察、スポーツ観戦など、あらゆるシーンで活躍します。 本誌では口径3cmクラス以上の各メーカーの双眼鏡を掲載いたします。 3.スポッティング・スコープカタログ 双眼鏡並みの機動力がありながら、天体観望も可能なスポッティング・スコープ、フ ィールド・スコープは、まさにオールマイティ・テレスコープ。専用接眼レンズのス ペックは、別表で掲載しました。 正誤表以下のページに次のような誤りがありました.お詫び致しますとともに訂正致します.・15ページ 興和・電機光学事業部の電話番号 (誤)03-3279-7570 → (正)03-5623-8077 ・16ページ ライカ取扱い会社 (誤)日本シイベルヘグナー (正)ライカカメラジャパン株式会社 TEL 03-5221-9501 〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-7-1 |