演習問題で学ぶ

技術士試験適性科目 徹底対策

カテゴリーとキーワードによる課題分析と解答の導き方
表紙
CTMリサーチフォーラム 編

ISBN4-8052-0746-9

A5判/224頁

\2,000+税



技術士第一次試験受験者にとって必須の関門「適性科目」突破に向け, 合格のための知識・秘訣を伝授. 現状に即したドキュメンタリータッチの事例とオリジナルケーススタディを満載し, コンプライアンスに関する事項が補強された「技術士二次試験(総合技術監理部門)」 の受験にも対応できる演習問題の充実した解説が特徴.
目次
はじめに
本書の特徴と使い方

第1章 今なぜ技術者に「適性」が必要か
 1.1 今なぜ、技術者の適性が問われているのか
 1.2 JCO事件などを契機として
 1.3 技術資格の国際整合
 1.4 「技術者の倫理」とは何か
 1.5 集団思考とパターナリズムの問題
 1.6 ビジネス倫理との関係

第2章 適性科目の歩き方
 2.1 適性試験とは何か−−位置づけ/何を問われているのか
   【用語の解説】コンプライアンス(compliance)
 2.2 適性科目って何を勉強すればいいの?−−適性科目の体系化
  2.2.1 適性科目の分類体系
  2.2.2 カテゴリーごとのキーワード一覧
   【ニュースに見る適性科目】
 2.3 技術士に求められる倫理的な義務−−技術士法第4章抜粋
 2.4 技術士が守るべきもうひとつの倫理規定−−技術士倫理要綱
 2.5 コンプライアンスの基本となる法令−−重要関連法規
 2.6 知っておくべき事例−−技術者倫理事件簿
 2.7 ネットで学ぶ−−重要なホームページ
 2.8 参考書で知識を増やす−−必読図書・基本書

第3章 カテゴリー別キーワード対応 チェック式総ざらい演習問題
(■:カテゴリー、●:キーワード、◎:テーマ)
■技術倫理一般
 課題 1 ●公衆とは ◎公衆の定義と技術者との関係
 課題 2 ●公衆の安全 ◎技術者の帽子
 課題 3 ●説明責任 ◎説明責任の意味
 課題 4 ●情報開示 ◎事故発生の情報の開示先
 課題 5 ●ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針 ◎個人遺伝情報の保護
 課題 6 ●技術倫理とは ◎職業上の判断
 課題 7 ●企業倫理、製造物責任 ◎医療事故の防止策
■技術士法
 課題 8 ●技術士法第4章 ◎技術士法を理解する
 課題 9 ●技術士等の義務 ◎技術士補の業務
 課題10 ●技術者資格 ◎技術士CPD(継続教育)とは
■法規遵守
 課題11 ●コンプライアンス ◎コンプライアンスの意味
 課題12 ●セクシャルハラスメント的要素のあるできごと ◎使えない男の子
 課題13 ●PL法 ◎PL法の対象
■学協会の倫理規定
 課題14 ●土木技術者の倫理規定 ◎職業上の判断
 課題15 ●学協会の倫理規定 ◎日本機械学会の倫理規定
 課題16 ●土木技術者の倫理規定 ◎倫理規定の理解
 課題17 ●農業土木技術者の倫理規程 ◎倫理規程の理解
 課題18 ●情報処理学会倫理綱領 ◎安全と情報倫理
■技術士倫理要綱
 課題19 ●技術士倫理要綱 ◎技術士倫理要綱の理解を深める
■環境倫理
 課題20 ●環境倫理の考え方 ◎環境倫理の理解を深める
 課題21 ●環境倫理の考え方 ◎環境理念
 課題22 ●環境影響評価 ◎環境影響評価とはなにか
 課題23 ●省エネルギー ◎エネルギー基本計画
 課題24 ●地球環境問題 ◎地球環境問題関連条約・法律等
 課題25 ●相反問題 ◎工事中の廃棄物の発見
■情報倫理
 課題26 ●説明責任 ◎説明責任の語源
 課題27 ●個人情報保護 ◎個人情報の利用
 課題28 ●事故事例 ◎ATMトラブル
 課題29 ●ユビキタス・コンピューティング ◎新技術の開発
 課題30 ●情報管理 ◎原水水質のデータ公開
■知的財産権
 課題31 ●著作権 ◎著作物の利用
 課題32 ●特許法 ◎職務発明
■組織と倫理
 課題33 ●警笛鳴らしと内部告発 ◎警笛鳴らしの事例
 課題34 ●技術士法と技術士倫理要綱に基づいた行動 ◎環境調査における行動様式
■適正な行動事例
 課題35 ●技術士倫理要綱と土木学会倫理規定 ◎建設工事
 課題36 ●技術士の名称表示の場合の義務 ◎技術士の専門性
 課題37 ●技術士等の公益確保の責務 ◎耐震診断
 課題38 ●博士号を得るための業績の上乗せ ◎研究者の倫理
 課題39 ●欠陥が判明した際の対処方法 ◎人工心臓弁の欠陥
 課題40 ●技術流出 ◎金型ノウハウの流出
 課題41 ●情報セキュリティ ◎情報リスク対策
 課題42 ●公益性の判断 ◎ダムの開発の是非
 課題43 ●危機管理 ◎地震時の適正行動
 課題44 ●公衆の安全 ◎カドミウム汚染が判明
 課題45 ●相反問題 ◎名水をめぐる苦悩
 課題46 ●相反問題 ◎研究開発における秘密保持
 課題47 ●食の安全 ◎食の安全とトレーサビリティ
 課題48 ●食の安全 ◎食品の危険性と企業姿勢
■知っておくべき事故事例
 課題49 ●ダイオキシン問題 ◎ダイオキシン問題の背景
 課題50 ●ヒ素汚染 ◎水源汚染の事例
 課題51 ●食品虚偽表示事件 ◎企業倫理
 課題52 ●核関連技術事故 ◎事故原因と対策
■総合技術監理
 課題53 ●国際規格 ◎マネジメントシステム
■技術者の資格と国際関係
 課題54 ●JABEE(日本技術者教育認定機構) ◎JABEEとは
 課題55 ●APECエンジニア ◎技術者資格の国際相互承認

巻末倫理資料
 日本技術士会技術士倫理要綱(社団法人日本技術士会)
 日本機械学会倫理規定(社団法人日本機械学会)
 土木技術者の倫理規定(社団法人土木学会)
 日本建築学会倫理綱領・行動規範(社団法人日本建築学会)
 電気学会倫理綱領(社団法人電気学会)
 電子情報通信学会倫理綱領(社団法人電子情報通信学会)
 農業土木技術者の倫理規程(社団法人農業土木学会)
 化学工学会倫理規程(社団法人化学工学会/1936)
 日本原子力学会倫理規程(社団法人日本原子力学会)
 情報処理学会倫理綱領(社団法人情報処理学会)
 建設コンサルタンツ協会の倫理綱領(社団法人建設コンサルタンツ協会)
 建設コンサルタント技術者の倫理(社団法人建設コンサルタンツ協会)

おわりに
索引
執筆者紹介