火山に魅せられた男たち
噴火予知に命がけで挑む科学者の物語
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ディック・トンプソン著 山越幸江訳
ISBN4-8052-0726-4
四六判/440頁
\2,400+税
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概要
1980年のセントヘレンズ山大噴火は米国地質調査所の研究者にまたとない研究材料を提供した.
彼らは火山に寝泊まりし,火口に接近し,岩石を掘り,地震記録計を見張った.
過去の大噴火年代を特定し,噴火の予知技術も開発されていった.
この経験は1991年のピナツボ山の噴火の際に実際に役立つことになった.
目次
はじめに
第一部 1980年 セントへレンズ山噴火
第1章 1979年夏 ホブリットとフローティング・アイランド
第2章 信じられない
第3章 三銃士
第4章 膨らんだ
フィールドノート 1980年5月17日 ミンディ・ブラグマン
第5章 スワンソン
フィールドノート 1980年5月18日 噴火の目撃者
第二部 1980年〜1989年 学びの時
フィールドノート 1980年8月 FPP実験
第6章 活火山という実験室――大噴火後のセントへレンズ山
第7章 マンモスレークスの苦い経験
第8章 生きた火山の動物園
第9章 アルメロの悲劇とその後
フィールドノート 1989年12月15日 アラスカ州のリダウト山噴火
第三部 1991年 ピナツボ山噴火
第10章 鍛えあげられた決断力
第11章 君は英雄になれる
第12章 噴火
フィールドノート 1991年8月 ベズイミアニ火山
用語解説
謝辞
訳者あとがき
文献
索引
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