栄養学・食品学を学ぶヒトのための

食品化学実験

第二版
表紙
片岡榮子編著
古庄 律編著
安原 義編著

ISBN978-4-8052-0724-6

B5判/136頁

\1,800+税



概要

一般の食品学の実験書と異なり,物質の成り立ちや溶液論を中心に例題と演習を含めた「1.実験を行うための基礎知識」,食品にはどのような成分が含まれているかを知るための実験「2.食品成分の定性分析」,食品に含まれる成分量を知るための実験「3.食品成分の定量分析」の3章から構成されている.

目次

1. 実験を行うための基礎知識
 1.1 実験を行うための注意事項
 1.2 実験記録と報告書
 1.3 実験を行うために知っておくと便利な化学の知識
  1.3.1 物質の成り立ち
  1.3.2 水溶液の性質
  1.3.3 塩の加水分解
  1.3.4 緩衝溶液(Buffer solution)
  1.3.5 演習問題
 1.4 実験により得られる数値の取り扱い方
  1.4.1 測定値の誤差と正確さの表現法
  1.4.2 計算結果における有効数字
  1.4.3 統計解析による実験結果の処理
  1.4.4 最小自乗法による検量線の作製方法と相関
 1.5 ガラスの取り扱い方
 1.6 実験で使用するおもな器具類

2. 食品成分の定性分析
 2.1 タンパク質の定性
  2.1.1 小麦タンパク質の分離
  2.1.2 分離したタンパク質とアミノ酸の呈色反応
 2.2 脂質の定性
 2.3 糖質の定性
 2.4 ビタミン類の定性
  2.4.1 ビタミン B1とB2の定性
  2.4.2 ビタミン A の定性
 2.5 色素に関する実験
  2.5.1 アントシアン色素について
  2.5.2 褐変について(アミノカルボニル反応)
  2.5.3 酵素による褐変
  2.5.4 脂溶性色素について

3. 食品成分の定量分析
 3.1 食品の一般成分分析
  3.1.1 食品の一般分析について
  3.1.2 水分の定量
  3.1.3 タンパク質の定量
  3.1.4 脂質の定量
  3.1.5 炭水化物(粗繊維、糖質)の定量
  3.1.6 灰分の定量
 3.2 ビタミン C の定量
  3.2.1 2,4-ジニトロフェニルヒドラジン法(ヒドラジン法)
     によるビタミン C の定量
  3.2.2 2,6-ジクロロフェノールインドフェノール滴定法
     によるビタミン C の定量
 3.3 ローリー法によるタンパク質の定量

付表
参考資料
索引
実験報告書