天文台の電話番

国立天文台広報普及室
表紙
長沢 工著

ISBN4-8052-0673-X

四六判/272頁

\1,800+税




世界天文年2009
日本委員会公認書籍

概要

国立天文台広報普及室に勤務する著者が,質問電話を通して現代日本の世相を軽妙なタッチで描き出す.「日の出・日の入り」に関するものから「宇宙の果て」,「日時計の作り方」まで質問内容は多岐にわたるが,中には宿題の答を聞こうとする小学生の親もいる.これらの質問電話からは日本の理科教育の危機的状況も垣間見える.

目次

天文台の電話番
日の出、日の入り
夕暮れの木星、金星の接近
国立天文台と広報普及室
二〇〇〇年、うるう年と二一世紀
七夕祭り
電話当番の学生
春分の日
ある日の広報普及室
参考文献類
マスコミの電話取材
午前一二時? 午後一二時?
サーターアンダギー
失敗
広報普及室のこれまで
電話の大混雑
月に関してのいろいろ
旧暦と年号
答えたくない質問
天文学者になりたい
苦労する質問
困った人びと
天体の名前
スリランカからの手紙
理科教育と天文学

あとがき