宇宙のシナリオ
観測による宇宙像の変遷
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大澤清輝著
ISBN4-8052-0611-X
四六判／176頁
\1,600+税
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概要
ハーシェル以来，200年間の宇宙構造論を，一般読者向けにやさしく語る．遠くの天体を見ることは，すなわち昔の姿を見ることになり，観測手段の進歩が人類の認識する宇宙の大きさを拡大してきた．観測天文学者である著者の回想もまじえて，宇宙論の深化をたどり，今後を推測する．
目次
はじめに
第1章 宇宙を「見た」人たち
ハーシェルの「宇宙」
メシエ
カプタイン
シャプレイ
ハッブルによる銀河の距離の測定
観測装置などの変遷
第2章 銀河系と銀河
わが銀河系の構造
銀河の種類など
銀河の距離の測定法
銀河の集団性
銀河の分布の大局的一様性
第3章 銀河の速度・距離関係と宇宙の膨脹
銀河の視線速度の測り方
銀河の速度・距離関係
宇宙の膨脹とビッグバン進化論
日本の雑誌や書籍から
第4章 宇宙の過去の歴史
膨脹開始（ビッグバン）から0.01秒後まで
ビッグバン後0.01秒
ビッグバン後1秒ないし3秒
ビッグバン後1分ないし3分
25万年後
10億年後
ビッグバン後80億年ないし100億年
第5章 宇宙は有限か無限か、膨脹は永続するか
宇宙は有限か無限かの問題
宇宙の膨脹は永続するか否か
平均密度（ρ0）と限界密度（ρcr）の計算
光源の距離を推定する方法
宇宙の終焉の状態
おわりに
宇宙の年齢と星の年齢との調和の問題
ビッグバン以外の宇宙論
二〇世紀の宇宙論の反省
用語の解説
参考書
写真の出典
定数表
数式による表現
索引
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