カメラマンのための 写真レンズの科学
|
吉田 正太郎著
ISBN4-8052-0561-X
A5判
232頁/\2,000+税
|
概要
写真レンズを有効に使うため,どの写真レンズにも適用される一般的性質,製造工程,知らなければならないレンズの収差,構造や形式を系統的に解説した.説明に用いた断面図は,特許明細書の数値通りに正確に描き,各レンズの焦点と主点の位置を明示している.
目次
新装版にあたって
旧版序
本書の特色
1 写真レンズの一般的な性質
1.1 写真レンズの使われ方と構図
1.2 パースペクティブ
1.3 レンズの光軸
1.4 焦点
1.5 焦点距離
1.6 焦点距離のいろいろ
1.7 変倍系
1.8 屈折の法則
1.9 結像の一般式
1.10 近軸光線の結像
1.11 像の位置と大きさ
1.12 ニュートンの公式
1.13 近軸光線の計算例
1.14 焦点距離の測定
1.15 焦点距離と画角
1.16 焦点距離は状況によって変わる――日食観測の経験から
1.17 絞りと瞳(ヒトミ)
1.18 F 数と明るさ
1.19 F 数と解像力
1.20 焦点深度と被写界深度
2 写真レンズができあがるまで
2.1 レンズとは
2.2 写真レンズの加工精度
2.3 光学ガラスの発達
2.4 光学ガラスの製造
2.5 光学ガラス材の形状
2.6 光学ガラスの種類
2.7 光学ガラスの屈折率のバラつき
2.8 光学ガラスの弱点
2.9 荒ずり
2.10 砂かけ
2.11 研磨
2.12 非球面レンズの製作
2.13 芯取り
2.14 レンズの貼合
2.15 反射防止コーティング
2.16 レンズ系の組立と偏心
3 写真レンズの収差
3.1 収差とは
3.2 軸上色収差と倍率の色収差
3.3 球面収差
3.4 球面収差と色収差との関連
3.5 球面収差によるピントの移動とボケ味
3.6 球面収差のないレンズ
3.7 アプラナチック球面レンズ
3.8 コマと正弦条件
3.9 非球面アプラナート
3.10 収差曲線の見かた
3.11 収差は被写体の距離によって変わる
3.12 非点収差
3.13 像面の湾曲とその対策
3.14 像の歪曲
3.15 収差のまとめ
4 普通の形の写真レンズ
4.1 単玉と複玉
4.2 ペッツファール型レンズ
4.3 トリプレット
4.4 非球面トリプレット
4.5 テッサー型レンズ
4.6 テッサー型でない4枚構成レンズ
4.7 旧式の5枚構成レンズ
4.8 新式の5枚構成レンズ
4.9 最新式の5枚構成レンズ
4.10 6枚構成の写真レンズ
4.11 前4後3型の7枚構成レンズ
4.12 前3後4型の7枚構成レンズ
4.13 F1 の壁を破る
4.14 さらに明るいレンズをめざして
4.15 世界で最も明るい写真レンズ
4.16 マンジャン鏡と反射写真レンズ
5 特殊な写真レンズ
5.1 望遠レンズ
5.2 新式の望遠レンズ
5.3 普通型の広角写真レンズ
5.4 レトロ・フォーカス型の広角写真レンズ
5.5 最新式のレトロ型広角写真レンズ
5.6 魚眼レンズ
5.7 ツガミラマとアイマックス
5.8 航空写真用レンズ
5.9 天体写真用レンズ
5.10 赤外線写真用レンズ
5.11 紫外線写真用レンズ
5.12 超マイクロ写真用レンズ
5.13 リヤ・コンバーター
5.14 組替レンズ
5.15 世界最大の写真望遠鏡
6 ズーム・レンズ
6.1 ズーム・レンズのはじまり
6.2 ズーム・レンズとは
6.3 光学的補償型のズーム・レンズ
6.4 1群のレンズだけが動くズーム・レンズ
6.5 2群のレンズが動くズーム・レンズ
6.6 超広変倍域ズーム・レンズ
6.7 125倍のズーム・レンズは可能
6.8 ズーム・レンズに似たレンズ系
|