フローチャートによる 食品学総論実験
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長谷川 忠男監修
ISBN978-4-8052-0556-3
B5判
156頁/\2,200+税
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概要
実験書は誰が,どんな所で実験しても同じデータが出なければならない.本書は,食品学が総論と各論に編成されたことに伴い,総論実験をフローチャートで示すことによって,学生が食品分析の手順を確実に理解できるようにした.大学学部,短期大学,専門学校の実験講義用テキスト.
目次
本書に用いられる図形の約束
1 実験のための基礎事項
1.1 諸注意
1.2 レポートの書き方
1.3 文献の利用法
1.4 数値の取り扱い
1.5 危険物の取り扱い
1.6 基本操作法
1.6.1 実験器具の種類と取り扱い上の注意
1.6.2 加熱
1.6.3 冷却
1.6.4 濾過
1.6.5 抽出
1.6.6 蒸発と濃縮
1.6.7 乾燥
2 基礎実験
2.1 基礎実験のための基礎事項
2.1.1 試薬の取り扱い方
2.1.2 試薬溶液の濃度
2.1.3 標準液による標定と規定度係数(Factor)
2.1.4 滴定用標準溶液(規定液)
2.1.5 pH 指示薬
2.2 試料採取法
2.2.1 採取(Sampling)
2.2.2 調製(Preparation)
2.3 直示天びん使用法
2.4 硫酸銅中の結晶水定量
2.5 中和滴定
2.5.1 中和滴定曲線
2.5.2 0.1 N‐水酸化ナトリウム溶液の標定
2.5.3 レモン中の有機酸定量
2.6 酸化還元滴定
0.02 N‐過マンガン酸カリウム溶液の標定
2.7 沈殿滴定
2.7.1 0.02 N‐硝酸銀溶液の標定
2.7.2 しょうゆ中の塩化ナトリウムの定量
2.8 最大(極大)吸収曲線の測定
2.9 比色分析用検量線の作成
2.10 pH と緩衝液
2.10.1 水素イオン濃度と pH
2.10.2 緩衝液と緩衝能
2.10.3 pH メーター
2.11 機器分析の基礎
2.11.1 比色分析
2.11.2 ガスクロマトグラフィー(GC)
2.11.3 高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
2.11.4 アミノ酸自動分析装置
3 食品学総論実験
3.1 水分測定
3.2 還元糖の定量
3.3 繊維の定量
3.3.1 粗繊維の定量
3.3.2 食物繊維の定量(中性洗剤繊維定量法)
3.4 粗タンパク質の定量(ケルダール法)
パルナスの装置を用いて
MY 式蒸留装置を用いて
3.5 タンパク質の定量(ローリー・フォーリン法)
3.6 脂質の定量(ソックスレー法)
3.7 油脂の化学恒数の測定
3.7.1 酸価の測定
3.7.2 けん化価の測定
3.7.3 ヨウ素価の測定
3.7.4 過酸化物価の測定
3.8 粗灰分の定量
3.9 カルシウムの定量
3.9.1 過マンガン酸カリウム滴定法
3.9.2 エチレンジアミン四酢酸(EDTA)滴定法
3.10 鉄の定量
3.11 牛乳中のリンの定量
3.12 アミノ酸のペーパークロマトグラフ
3.13 レチノール(ビタミンA)の定量
3.14 K 値による魚の鮮度測定
3.15 粘度測定
3.15.1 B 型粘度計による流動測定
3.15.2 オストワルド粘度計による方法
3.16 官能検査(sensory test)
3.16.1 官能検査の意義
3.16.2 官能検査の実施と方法
3.16.3 官能検査試験法
4 食品酵素実験
4.1 甘酒でのアミラーゼ測定法
4.2 キウイフルーツでのプロテアーゼ測定法
4.3 クルミでのリパーゼ測定法
5 コンピュータを利用した集計の仕方
5.1 表計算ソフトについて
5.2 ロータスによる遊離アミノ酸量の計算
5.3 ロータスによる遊離アミノ酸量のグラフ化
付表 官能検査検定表
元素の周期表
索引
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