魔法の数1040
偶然から必然への宇宙論
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P.C.W.デイヴィス著 田辺 健茲訳
ISBN4-8052-0291-2
四六判
200頁/\2,000+税
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概要
自然界の基本定数,電子の電荷,陽子の質量といったものは,なぜその値を持つのであろうか.また,それらの基本定数の間には,とてもありそうもない数値的偶然が存在する.宇宙はこれらの基本定数の値に対し敏感に反応し,その値がわずかに違っていても宇宙の姿はまったく違ったものになる.
目次
はじめに
単位および用語についての注意
1 自然の基本的構成要素
1.1 すべてのスケールにおける構造
1.2 自然界の力
1.3 量子論と相対論
1.4 原子核以下の構造――基本粒子を探る
1.5 宇宙の歴史の概観
2 構造のスケール
2.1 物理理論における定数の役割
2.2 ミクロの構造
2.3 マクロな構造
2.4 宇宙の構造
3 微妙なバランス
3.1 ニュートリノ
3.2 原子核
3.3 星
3.4 銀河
4 宇宙における種々の符合
4.1 巨大数
4.2 宇宙のダイナミックス
4.3 連絡なしの協同作業
4.4 宇宙のエントロピー
4.5 宇宙斥力
5 人間原理
5.1 生物学への意味づけ
5.2 巨大数の符合の説明
5.3 弱い人間原理と強い人間原理
5.4 多宇宙理論
訳者あとがき
参考文献
索引
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