<地人選書34> シュレーディンガーの猫(上)
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J.グリビン著 山崎 和夫訳
ISBN4-8052-0287-4
四六判/232頁
\2,000+税
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概要
相対性理論とともに今世紀の物理学革命の両翼の一方を担うのは量子論であるが,相対性理論ほどには一般的に知られていない.しかし,実際には,われわれの日常生活と密接に結びついているのは量子論なのである.この上巻では,量子論の誕生から現代の応用までを語る.
目次
謝辞
日本語版への序文
序
プロローグ――何もリアルなものはない
第1部 量子
第1章 光
波動か粒子か
波動論が勝利を得た
第2章 原子
19世紀の原子
アインシュタインの原子
電子
イオン
エックス線
放射能
原子の内部
第3章 光と原子
黒体の手がかり
歓迎されない革命
h とは何か
アインシュタイン、光、そして量子
第4章 ボーア原子
跳躍する電子
水素が解明された
偶然的要素、神様のサイコロ
原子の展望
化学が解明された
第2部 量子力学
第5章 光と電子
光の粒子
粒子・波動の二重性
電子波
過去との決別
パウリと排他律
次はどこへ?
第6章 行列と波動
ヘルゴランド島における突破
量子数学
シュレーディンガーの理論
後ろ向きの一歩
量子の調理法
第7章 量子の料理
反物質
原子核の内部
レーザーとメーザー
強力なミクロ
超伝導
生命そのもの
訳者あとがき
索引
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