地人選書33>

物理学者は山で何を考える

表紙
J.S.トレフィル著
山越 幸江訳

ISBN4-8052-0284-X

四六判/344頁

\2,524+税



概要

現代科学は,研究の場を閉じられた実験室へと持ち込んでいる.しかし自然に勝る実験室はないとする著者は,山の中を歩きながら現代物理学が見ている様々な世界について語る.山脈のでき方の考察から始めてプレートテクトニクスやウェゲナーの大陸移動説などを平易に説明し,飽きさせない.
姉妹書:『渚と科学者』『物理学者は空を見て考える』

目次

 はじめに

第1章 海抜3000メートルで思索する
第2章 プレートテクトニクスへの道案内
第3章 アルフレッド・ウェゲナーの場合
第4章 地球という惑星
第5章 岩石はどこから?
第6章 偉大なるシェルゲーム
第7章 きわめて古く
第8章 きわめて堅固に
第9章 8月の雪合戦
第10章 山頂からの観測
第11章 谷川の岸辺
第12章 スカイダイバーと逆行隕石
第13章 カオスへの道
第14章 奇妙にねじれた木

 訳者あとがき
 索引