概要著者の理論物理学者,特に天体物理学者としての立場から最近の高エネルギー粒子物理学の進展について述べた.この宇宙がどのようにして生まれたか,またそれがどのような構造を持っているかなど,この十数年間に著者が味わった感激と,その心によぎる一抹の不安を見事に描いており,興味深い.目次1 進化する宇宙 2 新しい物理学と常識の崩壊 3 量子と実在 4 対称性と美しさ 5 四つの力 6 素粒子の世界 7 無限大を飼い慣らす 8 力の三位一体説 9 究極の力は見えたか? 10 この世界は11次元空間か? 11 宇宙の化石 12 何がビッグ・バンを引き起こしたか? 13 宇宙の統一 14 宇宙の設計? 補遺 訳者あとがき P. C. W. デイヴィスの本 参考となる文献 人名索引 事項索引 |