地人選書24>

発見から創造へ

表紙
P.B.メダウォー著
S.A.ハウトスミット著
桜井 邦朋訳編著

ISBN4-8052-0249-1

四六判/248頁

\1,942+税



概要

科学の研究には,何か定まった方法というようなものが存在するのか.本書では,免疫トレランスを発見したメダウォーと,電子スピンを発見したハウトスミットの,それぞれの講演記録を収録し,編者自身の論考も含めて,科学研究の現場における発想と手続きを明らかにする.

目次

研究の現場から――桜井邦朋
 プロローグ――私の拙い経験から
1 探究の現場と非合理性
2 科学者の思考と”科学的思考”
3 発見のパターン
4 科学の研究と科学史
5 科学の方法
 エピローグ――科学と科学者をめぐる神話

幸運の役割――S. A. ハウトスミット(桜井邦朋訳)
 ――電子スピンはいかにして発見されたか――

科学の思考における帰納と直観――P. B. メダウォー(桜井邦朋訳)
 まえがき(J. W. コーナー)
 著者の序文
I 問題のありか
II 帰納を中心に
III 直観を中心に

 あとがき
 原注(科学の思考における帰納と直観)
 人名索引