概要チェルノブイリ原子力発電所の事故は,世界中に衝撃と恐怖を与えた.本書は,原子核の発見から,広島・長崎への原爆投下を経て,戦後の原子力産業の発展に至る「原子の時代」が,どのようにして存在するようになったかを,そこに関わった科学者たちを通して描いている.目次1 原子への情熱 2 黄金時代 3 核分裂 4 臨界実験 5 戦時初期のドイツの先行 6 イギリスのプロジェクトの復活 7 アメリカのプロジェクトの開始 8 ウラン同位体の分離 9 プルトニウムの製造 10 兵器 11 塀の向こう側 12 広島と長崎 13 冷戦の中 14 世界のエネルギー 付録 原子に関するいくつかの顕著な事実 訳者あとがき 関連文献 事項索引 人名索引 |