概要石は,はるかな昔から人間にとって興味深いものであった.古代人は,深い考えもなく石を拾い,使用し,捨てた.しかし,経験を重ねていくうちに,石を武器や道具として使うことを覚えたのである.本書は,石を通して自然史というものを理解し,岩石や鉱物についても学ぼうというものである.目次1 序 2 石が見つかる場所 浜辺の堆積物 川の堆積物 氷河の堆積物 残積巨礫と残余礫 構造土地面での石の集合 崩積成堆積物 崩壊したラブル 滑走する石 漂流石 氷が押した石 動物が運んだ石 風食礫 そのほかの石 3 母岩石の起源 火成岩 堆積岩 変成岩 そのほかの岩石 構造上の特徴 擬似岩石 4 石の使用 重り スポーツ 健康 儀式 道具と建築物 そのほか種々な使用 付録 A 鉱物鑑定 B 化石としてよく見られる動物や植物 C 岩石鑑定 D 岩石採集とその準備のためのヒント E いろいろなコレクション 訳者あとがき 用語一覧 参考図書について 原著の「序文」 さくいん |