概要「量子」という言葉は今日ではごく一般的に使われる言葉になっている.しかし,今世紀の初めに物質の量子論が始まり,それに伴って科学と哲学の分野で起こっている革命についてはあまり知られていない.本書は量子論の基礎がわれわれの世界観にどのような衝撃を与えたかを正面から論じている.目次まえがき――知られざる革命 第1章 神様はサイコロを振らない 第2章 物事は見かけどおりとはかぎらない 第3章 原子の中の混沌 第4章 量子の不思議な世界 第5章 超空間 第6章 実在の本質 第7章 精神、物質、多重世界 第8章 人間原理 第9章 宇宙は偶然の産物か? 第10章 超時間 訳者あとがき さくいん |