知恵の調理学

表紙
室井 綽著
清水 美重子著

ISBN4-8052-0214-9

四六判

192頁/\1,000+税



概要

調理の考え方一つで,食物本来のうまさと栄養が生きてくる.素材のうまさを引き出す手段を,うそっ!ほんと?と言いたくなるような形で問いかけた.姉妹編『知恵の食物学』とともに本当の健康食品のあり方を教え,細やかな愛情こそが調理の本質であることをわかるようにした.

目次

果菜
 体調を整えるために野菜は欠かせません(野菜類(1))
 生野菜は油といっしょに食べましょう(野菜類(2))
 ビンのふたは摩擦面を大きくすればあけやすい(ジャム)
 プリンスメロンで貧血症が診断できます(主婦の貧血)
 糠味噌は乳酸菌をうまく育てるのがコツ!(糠床)
 キュウリの風味は苦味によって生きます(キュウリ)
 野菜やくだものは種類によって保存法が違う!(野菜の保存)
 ブドウは種ごと丸のみするのがおいしい!(ブドウジュース)

根菜
 サツマイモは美容食!(サツマイモ)
 ダイコンの根には支根が二方向に出ています(ダイコン(1))
 タマネギの辛味は強火で甘味に変ります(タマネギ(1))
 トロロは気泡を入れて味をまろやかにします(トロロ)
 醤油はワサビの芳香と辛味を消してしまう!(刺身とワサビ)
 タマネギは秋まき種のほうが春まき種よりうまい!(タマネギ(2))
 葉のついているニンジンは新鮮な証拠です(ニンジン)
 コクと粘りがヤマノイモの生命です(ヤマノイモ)
 サトイモのずいきは葉柄です(サトイモ)
 刺身のケンは秋大根の白首に限ります(大根(2))

酒と油
 てんぷらは油温が決め手!(てんぷら)
 ころもは薄力粉を氷水で溶きます(てんぷらのころも)
 野菜の調理は油いためが最高です(野菜いため)
 はしごしてもチャンポンはするな!(酒の魅力)
 酒類はおいしいうちに早く飲みましょう(酒と転倒保存)

加工
 腰高の餅はうまい!(餅)
 新鮮な卵は横向きに沈みます(温泉卵)
 うまくいれたお茶は疲労回復の特効薬です(チャ)
 ワラビ粉とワラビ餅粉は原材料が違います(ワラビ粉とワラビ餅粉)
 パンを湿らせないためにバターを塗ります(サンドウィッチ)
 マヨネーズは冷蔵庫に入れないほうがよい(マヨネーズ)

魚介類
 サケは尾ひれのきれいな雄がおいしい!(サケ)
 塩蔵魚は、よび塩で塩を抜きます(塩蔵魚の塩抜き)
 砂をはかせるには河口近くの海水がよい!(アサリ)
 良いだしの出る煮干しは外見でわかります(煮干し)
 タコのうま味は塩もみで決まります(タコ)
 カレイは砂の色に合わせて体色を変えます(カレイ)
 イワシの栄養価は高級魚をしのぎます(イワシ)
 サンマは旬の肥えた一夜干しが最高!(サンマ)
 ナマコを食べると目がきれいになります(ナマコ)
 タイの雌雄は見分けられます(タイ)
 トビウオの尾ひれは下のほうが大きい!(トビウオ)

その他
 徳利のきれいさも味のうちです(日本酒)
 健康を保つには鉄の包丁がよい!(包丁)
 料理は水切りの上手下手で決まる(竹ザル)