<地人選書10> 星を近づけた人びと(上)
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斉田 博著
ISBN4-8052-0212-2
四六判/304頁
\1,845+税
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概要
『天文と気象』(現在の『月刊天文』)に140回にわたって連載され好評を博した「おはなし天文学」は著者の死によって惜しくも中止された.本書は連載の中から単行本化されていない1976年以降のものを2冊にまとめたうちの上巻で,視差の測定をめぐる話題など20編を収録している.
目次
1 恒星の視差を求めて
2 ハリーのセントヘレナ島遠征
3 肉眼対望遠鏡、世紀の対決
4 ヘベリウス『恒星カタログ手稿』放浪記
5 恒星も動いている!
6 固有運動の大きい星
7 ブラッドリーの偉大な発見
8 ライトという天文学者を知っていますか
9 夜空はなぜ暗い?
10 オルバースのパラドックスのルーツ
11 海上における経度発見賞のゆくえ
12 ハーシェルの音楽歴
13 ジョン・ハーシェルの側面
14 独学の大天文学者ベッセル
15 グリニジ天文台長ポンドの悲劇
16 星を近づけた人フラウンホーファー
17 太陽研究の夜明け
18 鷲の目をもっていたドーズ
19 発見をしなかった大天文学者
20 スミソンの奇妙な贈物
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