図表による薬理学

表紙
F.レムベック他著
北川 晴雄監訳

ISBN4-8052-0074-X

A5判

180頁/\2,000+税



概要

“薬物をより少なく使用するために薬理学を理解することが不可欠である”(Heubner).図表による新しい薬理学としてドイツで評価の高い本書は,薬物の名称,構造式,作用機序などを能率的かつ容易に理解できるように簡潔な表現を用い,治療上必要な薬物をむだなく集め,薬理学的な原理を示した.

目次

図表による薬理学 目次

コリン作動性神経系(副交感神経)
自律神経刺激による各作用器官の反応
副交感神経作動薬
副交感神経遮断薬
コリンエステラーゼ抑制薬
コリンエステラーゼ再賦活薬
コリンエステラーゼ
アドレナリン作動性神経系(交感神経)
交感神経作動薬
カテコラミンの代謝
アドレナリン作動性神経終末
麦角アルカロイド
抗アドレナリン薬
神経節興奮物質(脱分極性)
神経節遮断物質(競合的阻害)
自律神経系
局所麻酔薬I
局所麻酔薬II
筋弛緩薬
ヒスタミンと抗ヒスタミン
セロトニン(5-Hydroxytryptamine)
キニン
免疫反応
プロスタグランジン
麻酔状態(エーテル麻酔の例)
麻酔装置
吸入麻酔薬
静脈麻酔
神経遮断性無痛法
前投薬
動物における麻酔法
催眠薬
エタノール
抗てんかん薬
てんかんの治療薬
抗パーキンソン薬
向精神薬
 各向精神薬の作用部位
 トランキライザー
 精神病薬
 抗うつ薬
 精神興奮薬
 精神異常誘発物質(催幻覚剤)
モルヒネ様鎮痛薬
作用物質への依存性
中枢興奮薬
キサンチン誘導体
呼吸器系
鎮咳薬
軽度鎮痛薬I
軽度鎮痛薬II
痛風の治療
強心配糖体I
強心配糖体II
強心配糖体III
強心配糖体IV
抗細動薬
冠状動脈不全
ショック
注射剤
本態性高血圧
レニン――アンギオテンシン――アルドステロン
高脂肪血症
抗利尿ホルモン(ADH)
利尿薬I
利尿薬II
血液凝固
抗凝血薬と拮抗薬
抗凝血薬
フィブリン溶解阻害薬
鉄
緩下薬I
緩下薬II
最も重要な細菌(分裂菌類)
細菌感染症の化学療法
サルファ剤I
サルファ剤、トリメトプリムII
ペニシリンとセファロスポリンI
ペニシリンとセファロスポリンII
テトラサイクリンI
テトラサイクリンII
クロラムフェニコール
エリスロマイシン
アミノ配糖体I
アミノ配糖体II
抗結核薬I
抗結核薬II
ペプチド抗生物質
ポリミキシン(ポリミキシン B1 とコリスチン)
マラリアI
マラリアII
真菌感染に対する化学療法
駆虫薬
トリコモナド(トリコモナス属の寄生虫)に対する薬物
消毒薬
尿路および腸管の消毒
制癌薬
ステロイドの名称
ステロイドホルモンの合成
天然の副腎ステロイド
合成糖質コルチコイド
卵胞ホルモンI
卵胞ホルモンII
黄体ホルモン
経口避妊薬
男性ホルモン
男性ホルモン拮抗薬
タンパク同化作用をするステロイド
甲状腺
下垂体ホルモンI
下垂体ホルモンII
インシュリン
糖尿病の場合の新陳代謝障害
経口抗糖尿病薬
ペプチドホルモン
消化
胃腸管のホルモン
サイクリック AMP
金属中毒の治療
医者が用意するカバンの中の重要な薬剤
薬物代謝
生体内移行
薬理学的速度論
血中濃度
活性物質と拮抗物質
環化合物
医学統計学の概要(薬物作用の量的比較)