新訂
道路設計の基本
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住友 彰著 遠藤 作次著
ISBN4-8052-0062-6
B6判
304頁/\1,800+税 品切れ
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概要
一般道路の地方部の設計の基本を平易に解説した本書は,道路幾何構造要綱にのっとって平面線形,曲線部の片コウ配および拡幅,視距による段切り構造,縦断線形,平面線形と縦断線形との組合せ,横断構造,接続または平面交差,諸構造一般について述べた.
目次
1 概説
1.1 設計の基本的態度
1.1.1 庶民の生活の中にある一般道路
1.1.2 道路の整備順序
1.1.3 道路の整備計画
1.1.4 道路の構造と沿道環境
1.1.5 安全で使い易い道路
1.1.6 道路と走行速度
1.1.7 線形のわかりやすい道路
1.1.8 環境の中の道路
1.2 設計速度と構造基準
1.2.1 設計速度
1.2.2 設計区間
1.3 設計交通量と設計交通容量
1.3.1 設計目標年
1.3.2 計画交通量
1.3.3 設計交通量
1.3.4 設計交通容量
1.4 車道幅員(車線数)
1.4.1 車道幅員
1.4.2 設計基準交通量
1.4.3 車線の数
1.4.4 多車線道路
1.4.5 交通容量のむら
2 平面線形
2.1 平面線形一般
2.1.1 線形の条件
2.1.2 円曲線の大きさ
2.1.3 曲線の適性
2.1.4 線形と地形
2.1.5 直線の適性
2.1.6 対向2車線道路の線形
2.1.7 線形のつりあい
2.2 曲線半径
2.2.1 曲線半径の大きさ
2.2.2 山岳道路の特別な場合
2.2.3 トンネルの曲線半径
2.3 緩和曲線
2.3.1 緩和区間の形
2.3.2 クロソイドの特性
2.3.3 クロソイドの大きさ
2.3.4 クロソイドの型
2.3.5 円弧との接続の曲率
2.3.6 S 型クロソイドのつりあい
2.3.7 クロソイド間の短い直線
2.3.8 同方向の二つのクロソイドの組合わせ
2.3.9 凸クロソイド
2.3.10 卵型・複合クロソイド
2.3.11 円曲線と直線の直結
2.3.12 複合円曲線
2.3.13 クロソイドを用いた線形設計
2.4 曲線長
2.4.1 好ましい曲線長
2.4.2 緩和曲線
2.5 追越し区間
2.5.1 追越し区間の間隔
2.5.2 追越し視距
2.5.3 追越し区間と線形
3 曲線部の片コウ配および拡幅
3.1 片コウ配
3.1.1 片コウ配の標準値
3.1.2 一方向型横断形の片コウ配
3.1.3 走行速度に見合う片コウ配
3.1.4 凸クロソイドの片コウ配
3.2 片コウ配のすりつけ
3.2.1 すりつけの形式
3.2.2 すりつけ長さ
3.2.3 S 型曲線部のすりつけ
3.2.4 卵型・複合円曲線部のすりつけ
3.2.5 単円曲線部のすりつけ
3.2.6 すりつけ縦断曲線
3.2.7 すりつけ最小コウ配
3.3 片コウ配打切り半径
3.3.1 打切り半径の大きさ
3.4 曲線部の拡幅
3.4.1 1車線当たりの拡幅量
3.4.2 両側拡幅
3.4.3 両側拡幅のできるクロソイドの大きさ
3.5 拡幅のすりつけ
3.5.1 すりつけ方
3.5.2 単円曲線部のすりつけ方
3.5.3 拡幅と道路中心線
3.5.4 拡幅部の処理
4 視距による段切り構造
4.1 視距および視線の確保
4.1.1 安全視距
4.1.2 1車線分離道路の視距
4.1.3 視線の確保
4.1.4 障害物の除去
4.2 段切り構造
4.2.1 段切りの形
4.2.2 段切りの大きさ
4.2.3 立体視線と段切り
4.2.4 段切りのすりつけ
5 縦断線形
5.1 縦断線形一般
5.1.1 地形に対する適応
5.1.2 なめらかな連続性
5.1.3 コウ配の配置
5.1.4 交サ点のコウ配
5.1.5 急コウ配の処理
5.1.6 トンネルのコウ配
5.2 縦断コウ配
5.2.1 望ましい縦断コウ配
5.2.2 最小縦断コウ配
5.2.3 急コウ配の標準値
5.2.4 特に急なコウ配部の制限長
5.3 登坂車線
5.3.1 設置基準
5.3.2 被追越し車線
5.4 縦断曲線
5.4.1 曲線の形
5.4.2 望ましい長さ
5.4.3 非対称曲線
5.4.4 トンネルの場合
5.4.5 曲線の一様性
5.4.6 曲線を不要とする限界
5.4.7 設定位置
5.4.8 曲線長と平均コウ配
6 平面線形と縦断線形との組合わせ
6.1 線形の組合わせ
6.1.1 線形の調和
6.1.2 コウ配程度と平面線形
6.1.3 平面線形との組合わせ
6.1.4 組合わせの長さ
6.1.5 組合わせの数
6.1.6 坂路下の平面曲線
6.1.7 最大合成コウ配
6.1.8 最小合成コウ配
6.2 視線誘導
6.2.1 線形の調和
6.2.2 道路環境
6.2.3 道路の縁端線
6.2.4 視線誘導のあり方
6.2.5 山岳道路での方法
7 横断構造
7.1 横断コウ配および形状
7.1.1 横断コウ配の大きさ
7.1.2 多車線のコウ配
7.1.3 横断形状
7.1.4 地方道路の横断形
7.2 路肩
7.2.1 望ましい幅員
7.2.2 側帯の効用
7.2.3 路肩の一様性
7.2.4 沿道環境と幅員
7.2.5 路肩のコウ配
7.2.6 曲線部のコウ配
7.3 建築限界
7.3.1 建築限界の形状
7.3.2 建築限界の余裕
7.4 分離道路
7.4.1 多車線道路
7.4.2 2車線道路
7.4.3 中央分離帯の幅
7.4.4 路面の計画高さの基準点
7.5 側道
7.5.1 在来道路の処理
7.5.2 外側分離帯
7.6 歩道
7.6.1 分離の原則
8 接続または平面交サ
8.1 交サ方式
8.1.1 交サの種類
8.2 平面交サ部の構造
8.2.1 外側縁の線形
8.2.2 導流
8.2.3 横断形状
8.3 平面交サ部の視距
8.3.1 視線の確保
8.3.2 標識と短縮視距
8.4 鉄道との平面交サ
8.4.1 取付け道路の処理
9 諸構造一覧
9.1 概説
9.1.1 諸構造の設計態度
9.1.2 横断方向の関連
9.2 ノリ面コウ配
9.2.1 標準値
9.2.2 高さの高いノリ面コウ配
9.2.3 小段
9.2.4 ノリ面の形
9.3 ノリ面保護工
9.3.1 一般工法
9.3.2 緑化
9.3.3 コンクリート張工
9.3.4 枠工
9.4 土工
9.4.1 路体の材料
9.4.2 段切り
9.4.3 路床
9.4.4 切・盛土の接続
9.5 軟弱地盤の盛土工
9.5.1 工法の選定
9.6 土量の積算
9.6.1 切・盛土境の土量
9.6.2 小さい曲線部の土量
9.7 側溝および排水溝
9.7.1 水路系統図
9.7.2 標準構造
9.7.3 路外排水
9.7.4 暫定構造
9.7.5 山岳道路の側溝
9.7.6 素掘り側溝
9.7.7 最小縦断コウ配
9.8 地下排水きょ
9.8.1 地下排水きょの必要性
9.8.2 構造
9.8.3 設置
9.8.4 切土個所
9.8.5 切・盛土の境
9.8.6 沢と排水
9.9 クワ止めおよび擁壁
9.9.1 クワ止め工
9.9.2 擁壁の設置
9.9.3 一般型式
9.9.4 練石積擁壁の条件
9.9.5 擁壁と片桟道
9.9.6 擁壁と全幅桟道
9.9.7 水抜き
9.9.8 水の影響
付録
1 道路幾何構造要綱(案)抜すい
1.1 設計速度に対する設計要素の限界値
1.2 幅員構成要素の基準値
1.3 建築限界
2 ノリコウ配・角度対照表
3 縦断曲線の x2/2l の値
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