金属凝固学概論
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品切れ重版未定
W.C.ワインガード著 大野 篤美訳
ISBN4-8052-0016-2
A5判
96頁/\1,500+税
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概要
凝固体の組織,凝固を支配する条件,液体内の過冷却との関係,液体と固体との異相,固体の核生成,純金属の鋳造組織,合金の組織などの凝固現象の基礎理論とその応用面を,初心者のために平易に解説した.
目次
序文
訳者序
日本語版によせて
1. 緒論
2. 液体と固体
2.1 液体と固体の性質
2.2 凝固温度
2.3 過冷
3. 核生成
3.1 均質核生成
3.2 不均質核生成
4. 純金属における成長
4.1 液体における正の温度勾配による成長
4.2 液体中の負の温度勾配における成長
4.3 純金属における優先方位
4.4 要約
5. 相状態図の説明
5.1 全率固溶体合金の平衡凝固
5.2 固溶体合金の非平衡凝固
5.3 共晶合金の平衡凝固
5.4 共晶系における非平衡凝固
5.5 包晶合金の平衡凝固
5.6 包晶の非平衡凝固
5.7 液体において全然溶解しあわない二元系
5.8 液相において一部溶解度を有する二元系
6. 構成的過冷(Constitutional Undercooling)
6.1 構成的過冷: K0 < 1
6.2 構成的過冷却: K0 > 1
7. 固溶体合金における成長組織
7.1 セル組織
7.2 セル→樹枝状変化
7.3 合金における樹枝状晶の組織
7.4 合金における優先方位
8. 界面の前方における核生成
8.1 実用的意義
8.2 溶接における成長組織
9. 偏析
9.1 マイクロ偏析
9.2 マクロ偏析
10. 共晶成長
10.1 組織の予想
10.2 ラメラ共晶凝固
10.3 非ラメラ共晶
10.4 粒、セル、および共晶合金における相分布
10.5 モデフィケーション(Modification)
11. 帯溶融精製
11.1 精製の効率
11.2 帯溶融精製に用いられるテクニック
12. 融液から単結晶の成長
12.1 Chalmers 法
12.2 Bridgman 法
12.3 Czochralski 法
12.4 方位をコントロールした結晶
12.5 方位をコントロールした二結晶体
12.6 結晶を作る上におけるその他の問題
13. 本理論の実際的応用
13.1 収縮気孔のコントロール
13.2 粒径のコントロール
13.3 偏析
13.4 溶接中の組織のコントロール
索引
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